現代飽食の時代に真だの、善だの、おかしな理念をもっているとお思いの方も
おられるかも知れません。今は、すぐにしかも簡単に食べる事が出来る加工食品
等の便利な物が豊富にあります。忙しい現代では、便利さゆえ何の抵抗も無く生
活に浸透している様に見えます。しかし、少し考えてみて欲しいのです。大量生
産の合理性と大量消費の仕組み。利益重視の企業と安さを求める消費者。企業の
考える品質と消費者の求める品質。小難しくなりましたが、要は時間に追われ忙
しいなかで手にしたそのインスタント食品、加工食品の品質表示を見てほしい。
そこには合理的に生産する企業と安さと便利さを求めた(否、安さと便利さを押
付けられた)消費者の集大成が表示されてます。利便性の代償として、安全性と
いうものを失っていくように思えてなりません。『食べるものがあって、食べら
れない時代。』そう、お伝えしたい事は、自身や子や孫の健康を考えて食べ物を
『選ぶ』という事をして欲しい。
私ども一の蔵の商品は、味はもちろん健康面の安全性において、自信をもって
おります。なぜなら原料である穀物は全て厳選した国産のものに限り、ミネラル
たっぷりの天然塩を使用して、じっくり天然醸造にてできた味噌をはじめ、伝統
製法にとことんこだわった商品ばかりだからです。その製造過程においては、自
然の力に委ね、自然の力が十分発揮させられる事以外の人為的加工を控えており
ます。原料も自然、製法も自然となりますとその年々の気候などの自然環境に影
響されてしまい毎年全く同じ物が出来ませんし、数も限定されてしまいます。お
いしさや安全性であっても押付ける点では他と変わりませんが、謙虚に努力精進
して参りたいと存じます。
一の蔵が今日までこだわってこれたのもお客様のあたたかいご支援の賜物でご ざいます。甚だ不躾ではございますが、この場をお借りして厚く御礼申し上げま す。
又このホームページをきっかけにご縁賜れますお客様におきましても末永くお付き合い頂けます様に、謹んでお願い申し上げます。 長々と私の話に最後までお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
一の蔵 取締役会会長
吉竹啓朗(良昭)